過去の自分の負けトレードを反面教師として、今後のトレードの参考に…ということで、2回目の投稿になりました「過去の大敗」ですが、今回はアメリカ合衆国大統領選挙の値動きに乗って、一攫千金を夢見て失敗した例です。
前回の記事はこちら↓
2016年11月9日 ニュージーランドドル/円 売りエントリー
2016年11月8日に始まった大統領選挙は、実質、民主党のヒラリー・クリントンと共和党のドナルド・トランプ両候補の一騎打ちとなりました。
当初は、知名度、政治経験ともに勝るクリントン候補が有利と見られてましたが、”アメリカ・ファースト”のトランプ候補が猛追し、開票するまでどっちの候補が勝利するか分からないような展開になりました。
日本時間の11月9日朝から始まった開票作業では、トランプ候補優勢のニュースが流れるたびに、保護主義を懸念したドル売りが進み、円が急騰しました。
エントリー根拠
- クロス円通貨でも比較的証拠金が低いニュージーランドドル/円(以下、NZドル/円)通貨ペアでエントリー。
- ストップロス(逆指値)はマイナス20.0pipsに設定。
- 直前のトレードで、同じNZドル/円通貨ペアにて利益を確保できており、妙な自信があった。
- トランプ候補が優勢となり、当選すればさらに円高に進むと考えていた。
経過→損切まで
- エントリー直後に価格がストップロスに近づくも、値動きが荒いので、「どうせすぐ建値に戻るだろう」と、逆指値を外した。
- エントリー2時間後、トランプ候補が当選ラインに到達。この時点で、マイナス約80pips。
- トランプ候補の当選が確実になり、材料出尽くし感から、ドル/円、クロス円ともに買い戻しが入り、急騰。
1日の値動きで見ると、始値から400pips下げて、そこから400pips戻すという荒い展開。 - ひと晩、ポジションを持ち越したが、建値に戻る材料もなかったため、損切決済。
結果
マイナス302,600円
大敗トレードより学んだこと
- 直前まで利確できていたからといって、そのあとも勝ち続けれるわけがない。
- 自分の予想は、必ずしも万人の予想ではない。
「トランプ候補が当選」=「円高が進行する」・・・たしかに、そういう論調も見られたが、実際は、自身の思いとは逆方向に相場は進んでいった。 - エントリーの根拠が崩れたら損切する。
上昇トレンドへの転換が分かったところで損切るべきであった。
その後
このアメリカ大統領選挙直後からNZドル/円は続伸し、1か月後には約950pips上昇して、1NZドル=83.734円をつけました。
この時、損切せずにポジションを持ち続けていたら含み損約100万円になっていたわけで、メンタルが持たなかったと思います。
ちなみに、前述の通り、大敗して色々と反省したわけですが、またすぐに同じようなトレードを繰り返してしまいました。
この大敗トレードシリーズの第3弾に続いていくわけですね・・・。