このブログに来ていただいている方のほとんどは、FX投資、株式投資、あるいは、仮想通貨取引などをしている、または、したことがある人だと思います。
そして、その多く方は過去に大きな損失を出すトレードを経験されていると思います。
かく言う自分も過去に何度も大敗トレードを経験しており、メンタル的にやられて、長期間トレードから離れるようなことがありました。
(さすがに貯金がゼロになったり、借金をするようなことはありませんでしたが…)
そこで今回、過去の自身の大敗トレードを分析、解説しようと思います。
正直、人様に見せるのは恥ずかしいトレードなのですが、当時の自分がいったいどういう根拠でエントリーし、何が原因で大損を出したのかを解説することによって、自身への戒めになりますし、また、同じような考えで投資されている方への参考にもなるかと思います。
2017年8月 トルコリラ/円 買いエントリー
おそらく、FX投資している人なら一度は考えたことがあるであろう、高金利通貨のスワップポイントで小遣い稼ぎを目指して大敗した例です。
2017年8月、当時、高金利通貨として人気だったトルコリラ/円を10万通貨分買いエントリーし、2018年4月までの約8か月間保有しました。
エントリー根拠
- 2015年1月には1トルコリラ=50円台であったものが、2年半近くで1トルコリラ=30円台へ右肩下がりで値を下げており、値ごろ感があった。
- また、エントリーの3か月くらい前からレンジ相場を形成しており、「ここが底!」という期待があった。
- 当時、10万通貨あたり1日1,000~1,100円のスワップポイントが貰え、高金利通貨として魅力があった。
経過→損切まで
- エントリー後2か月は価格も安定し、スワップポイントによる小遣い稼ぎも順調。
- 10月に米国とトルコの関係が悪化し、急落。
- 米中貿易戦争激化の影響もあり、下落トレンドへ。
- 約8か月間保有しましたが、結局、建値に戻ることもなく下落し続けたため、含み損に耐えきれなくなり、損切決済。
結果
マイナス467,040円
(ただし、スワップポイントが約20万円あったので、実質-27万円)
大敗トレードより学んだこと
- 値ごろ感や期待感だけでトレードしない。
- 損切ポイントを決めていなかった。
今思えば、価格が下落してきたとき、それまでのスワップポイント分がプラスマイナスゼロになったところで、いったん損切すべきであった。 - スワップポイントで安定収入を得るには、例え通貨価値がエントリー時の半分になっても、メンタルを保てるくらいのレバレッジで取引すべきである。
その後
損切後の値動きを見れば分かりますが、2018年8月にトルコショックが起き、大暴落しました。
幸い、自分は大敗以降、トルコリラ/円をはじめとした高金利通貨のハイレバレッジトレードは控えてますので、トルコショックの影響による損失はありませんでした。
このブログ記事を書いてる2020年2月現在、1トルコリラ=18円台、10万通貨あたりのスワップポイントが1日200~300円であり、結果的には傷口がもっと広がる前に損切して正解だったかも知れません。