新型コロナウイルスの感染拡大による景気の減速懸念で、世界中の株価指数が下げています。
週明けのドル/円チャートも109円台を割ったところから大きく窓開けして始まりました。
中国を発端とした世界的な感染症拡大として思い出されるのがSARS (サーズ: 重症急性呼吸器症候群 )です。
- 2002年11月中国で最初のSARS症例報告
- 2003年2月中国春節休み
- 3月中国国外への感染拡大
- 3月中旬WHO注意喚起、勧告
- (3月19日)(米・イラク戦争開戦)
- 7月SARS終息宣言
当時の状況を時系列的に見てみると、春節以降、全世界にSARSが広がり、また、同時期にアメリカと中東国家間が緊張状態にあり、2020年の今回の状況と非常に酷似していることが分かります。
この2003年当時のドル/円チャートについては以前のブログで取り上げましたが、長期的な円高ドル安相場の一因となっています。
SARSが流行した2002年~2003年当時、中国のGDPは世界第6位であり、また、インターネット環境も今より悪く、SNS等でリアルな情報を享受できる時代ではありませんでした。
ところが、現在中国はGDP世界第2位となった経済大国であり、かつ、インターネットでリアルタイムな新型コロナウィルスの感染拡大状況を受信できる環境が整っている今、世界経済に与える影響はSARSの時よりも大きいのではないでしょうか。
そんなリスク回避の円買いが進む中、本日はポンド/ドルでのトレードでした。
先週末に上昇トレンドラインを長い陰線で割ってきており、下目線になっていますが、まだ直近安値を割ってきていないので、完全に下落トレンドとも言い切れない状況です。
次にエントリー実行足の5分足。
欧州時間にはいってから、5分足ベースでは上昇トレンドを形成しており、120EMAを価格が超えてきたきたところから買いエントリーしました。
エントリー直後に価格が一気に伸び、直近高値、かつ、480EMAタッチで利確しました。プラス10.9pips。
今日のトレードはこの1回のみでした。
2020年1月27日トレード結果
GBP/USD +10.9pips